研究課題/領域番号 |
26350393
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
北村 啓子 国文学研究資料館, 古典籍共同研究事業センター, 准教授 (60204913)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | Augmented Human / Augmented Reality / Difital Exhibition / Digital Library / 4Kモニタ |
研究実績の概要 |
H26年12月より始まった通常展示「書物で見る 日本古典文学史」にて昨年度まで3年間の科研『書写本・巻子を対象にしたデジタル展示のための基礎技術開発』の研究成果を利用して3点のコンテンツを新たに作成した。特に4Kモニタを利用したこれまでにない再現性の高い、臨場感のある展示に品質を高める事ができた。 [画像DBとリアルタイムに連動]のテーマについて、画像配信用に画像サーバに保存している画像を動的に貼り合せて巻子を表示するシステムの開発を行った。実展示での利用は未だだが、館内での評価を受けた後に代表者が属する古典籍共同研究事業センターの画像公開インタフェースとしても使うことを計画している。 さらに、”the 6th Augmented Human International Conference(AH) 2015”へ参加し、世界先端のAH,AR技術に触れ、AH,AR研究者とディスカッションを行った。またマラヤ大学・マレーシア国立図書館にて新プロジェクトの紹介とデジタルライブラリに関する研究交流・意見交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
代表者が属する古典籍共同研究事業センターにて、H26年度にスタートした大規模学術フロンティア促進事業『日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築』プロジェクトの初年度立上げに多くのエフォートを割くことになり、結果本科研の比重が低くなってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
上記状況はH27年度も続くので、H26年度同様に上記プロジェクトと接点をうまく探し出して、両方に貢献できる研究・開発を優先して行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
若干遅れたが生じた理由により、計画のいくつかには着手できなったため。
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次年度使用額の使用計画 |
昨年度未着手の計画にも取り組み、研究・実験に必要な設備の導入・開発を行い、昨年度の遅れを取り戻す。。具体的には、透過型ディスプレイ・高精細投影機の設備導入、電子ペーパや印刷品質クラスの(360~651ppi)の高密度ディスプレイをカスタマイズして試作品の作成など。
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