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2016 年度 研究成果報告書

古気候データベースの構築による中世気候異常期の気候変動の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 26350400
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地理学
研究機関富山大学

研究代表者

田上 善夫  富山大学, 人間発達科学部, 名誉教授 (50145661)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード気候変動 / 中世温暖期 / 古気候データベース / 東アジア / 日本列島
研究成果の概要

「中世温暖期」の気候変動とその影響の解明のため、文書記録から気候史料を収集し、データベースを構築し、気候変動の復元・解析・影響の検討を行った。その結果、日本と中国の気候災害分布から、東アジアにおける乾燥と湿潤の変動が示された。多種の古記録により、7~9世紀は寒冷、10~12世紀は温暖、13~15世紀は冷涼、16~18世紀は寒冷、19世紀以降は温暖、と示された。降雪率と降水日率から、冬季は11世紀から16世紀末に降温し、夏季は11世紀から13世紀後半に昇温し、16世紀末には降温した。なお、日本と中国の台風の出現から、1855年を境に冷涼状態から温暖状態へ変化したとみられる。

自由記述の分野

気候学

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公開日: 2018-03-22  

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