研究課題
基盤研究(C)
平安時代の西暦818年に関東地方北部で発生した大地震とそれに伴う地震災害に関する最も合理的な復元を試みることを目的とするため,主に4つのことを実施した.1)片品川断層の地形調査及びトレンチ掘削調査,2)太田断層の地形調査,3)太田断層のトレンチ掘削調査,4)群馬県内の遺跡報告書の地割れ・噴砂跡に関する記載の収集調査を実施した.調査の結果,片品川断層は818年の起震断層とは考えられないこと,太田断層が起震断層の可能性として有力であることを明らかにした.
自然地理学