まず、津軽平野において地盤変動の高精度検出手法の開発を行い、多時期SARデータの干渉処理により23年間で約90cmの地盤沈下の検出とその原因分析などを行った。 次に、関東平野中央部で、津軽平野で開発した解析手法に既存測量データを統合した調査方法を開発し、1970年代で年間10cm以上の地盤沈下や、2000年代で年間1cm程度の微小地盤沈下、洪水被害予測分析および海外調査への適用の可能性を示した。 さらに、複数時期多偏波SARデータによる土壌分布などを反映した土地被覆分析の高度化の可能性の検討や、市街地の分類における光学高分解能衛星画像データの摘要性と誤差要因の評価を行った。
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