研究課題
基盤研究(C)
ヒマラヤ地域では、道路の拡大で農牧林産物の商品化の可能性が広がる一方、出稼ぎの急増による労働力不足から、従来の農牧林業の維持が困難になりつつある。こうしたなかで、家庭菜園や裏山など、集落に近い場所を利用し、手のかからない農牧林産物を売る人たちが増えてきた。本研究では、現在、ネパールとインドとバングラデシュで拡大する農牧林産物交易を取り上げ、世帯労働力と土地利用の変化に注目し、単一作物栽培には依存しない農民の選択肢を明らかにした。
地理学