自律分散型の発電・消費ネットワークの効果的実現の為に必要なシステム構成および要素技術に求められる仕様を,種々の最適化モデルを導入・比較することにより明らかにすることを目的とする.この目的の下で,システムを構成する発電機や蓄電池,コンバータ,あるいは発電・消費電力量予測器などの各種電力機器に求められる構成とスペックを全体最適の立場から明らかにする.さらに,そこで明らかになったシステム特性を踏まえ,電力ルーティング則を開発し,個々の電力機器がシステム全体の挙動に対して適応的に振る舞い,全体効率を向上させる仕組みを見出した.
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