ドライブレコーダ(DR)で記録された危険事象(ヒヤリハット)データは予防安全解析に有効であるが、大量データの登録・解析にあたって、発生経緯の自動理解が必要である。 本研究では、トリガ時近傍の加速度に限らない観点で、以下の三つの手法を開発した。車両上下加速度の低/高周波の平均パワスペクトルに車速別閾値を設けることで高い良路悪路判別率を得た。GPS方位情報を用い、四つの自車行動判別を行い、高い判別率を得た。車両速度プロファイルを、3タイプに自動判別し、タイプごとの特徴を把握した。また、将来の機能拡張されたDRを想定して活用技術を考察した。
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