研究実績の概要 |
(1)平成27年度までに開発した富山県射水市一部を対象地域とする水害用ハザーマップデータベース化システムのデータ登録のためのハザードデータの判例色化アルゴリズムの研究成果を電子情報通信学会ICTSSL研究会および国際展開を目指し査読付国際会議で発表し, IEEE Exploreに掲載された.さらに, 射水市全体への拡張した際の問題点を明確化後, アルゴリズムの改善を行い射水市全体に適した水害用ハザードマップ判例色化アルゴリズムの開発および元のハザードデータとの認識率の定量化を行った. この成果により, pdf形式による水害ハザードマップの地域全体のデータベース化が可能となった. 本成果は, 電子情報通信学会総合大会において研究発表を実施した. (2)DGPS,GLONASSの天空率と位置捕捉精度について衛星周期を考慮した長時間測定を行った.位置捕捉精度・可視衛星数・DOPと天空率についての相関を定量化するとともに, 低天空率環境下における位置捕捉精度の低下について実験的にマルチパスによる影響であることを示した.さらに, 中国のBeidoを意識した評価を北海道で実施し,電子情報通信学会 ソサイエティ大会および電子情報通信学会総合大会において発表した. (3)堅牢なネットワーク実現のため平成27年度までに構築したOpenflow環境を衛星通信ネットワークを用いた多重アクセスベースの評価を行った.
|