我が国には、島と島を結ぶ架橋が数多く存在する。特に瀬戸内海は狭航路周辺にいくつかの架橋が架設されており、船舶の安全運航を考える上で橋梁のレーダ映像のマスキング特性とレーダ反射強度の解析は重要であると考える。本研究では、船舶交通の安全性を向上させるため、形状の高さ、部材などが違う2つの異なる架橋の幅員方向のマスキング特性や反射強度について解析した。 従来、小型船舶などの小物標のレーダ反射強度は、映像内の最大信号強度により評価してきたが、小型船舶などの小物標とは異なる巨大かつ強反射体である架橋について、レーダ反射強度の新たな評価方法を改善した。
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