HDAC阻害剤の一部が小脳プルキンエ細胞の発達及び小葉のV/VI葉のprimary fissureに過剰な褶曲を早期に形成する変化をもたらした。この変化は、自閉症を引き起こすバルプロ酸(VPA)、クロルピリホスで観察され、さらにHDAC阻害剤の一部でも引き起こされることが観察された。薬物投与はReelinの発現亢進を引き起こし、シナプス形成と関連するATPの放出を亢進した。VPA投与の濃度依存性、投与時期依存性を検討したところ、臨界濃度は300mg/kg、臨界期は妊娠16日と推定された。新たに酵素光学測定デバイスを開発し10msecの時間分解能での伝達物質放出の観察を可能とした。
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