研究課題/領域番号 |
26350504
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
花崎 和弘 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (30240790)
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研究分担者 |
北川 博之 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (10403883)
並川 努 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (50363289)
矢田部 智昭 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (60437720)
宗景 匡哉 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (90554478)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 人工臓器 / 人工膵臓 / 血糖管理 |
研究実績の概要 |
平成27年度は膵全摘時に最も生体侵襲の少ない至適血糖濃度域を決定するために、膵全摘犬を使って以下の実験を行った。 血糖変動モデルとの比較検討を行う上で膵全敵犬を目標血糖域が異なるIIT(目標血糖値80-110 mg / dl),MIIT(目標血糖値110-140 mg / dl),およびCIT(目標血糖値140-180 mg / dl)の3つのグループに分別し、3群間で最も生体の侵撃度が少ない至適血糖濃度域を決定した。得られた研究成果を国内、国外で発表するとともに、論文発表した(Munekage M, et al. J Artif Organs 18:387-390, 2015)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新病棟への移動に伴った移転業務の増加により、研究開始当時は進捗状況に遅れがあったが、新病棟での業務が安定して来るとともに、それまでの遅れを取り戻し、データの収集・解析が順調に進み、論文化することが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度に得られた研究成果を国内外の学会で発表し、また論文発表も行った結果、他の研究者からこの研究について色々な意見を得、それらの意見を参考に、実験から得られたデータから血糖変動の生体侵撃に及ぼす影響についてさらに検討を加えたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度(26年度)の動物実験によるデータ収集が予想より順調に進み、27年度では動物実験を実施しなかったため、次年度に使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年度は得られた研究成果から、外科周術期の血糖変動の管理の重要性について、引き続き国内・国外の学会で発表を行う。 発表予定としては第54回日本人工臓器学会、第118回日本外科学会、第78回日本臨床外科学会、ESAO2016国際学会の発表に使用する。
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