時々刻々変化する環境に対応して、脳活動もダイナミックに変化する。脳機能測定には、高い時間分解能が求められている。本研究は、研究室で開発してきた皮質上活動する細胞の二次元空間的位置をマイクロメートルオーダーの空間分解能でイメージングすることができる内因性光計測システムに、時間分解能の優れているマルチ微小電極記録を取り入れ、高い時間・空間分解能を持つ計測システムの開発を行った。側頭葉下部皮質である視覚連合野における物体像の表現に関する研究を通し、実用的な実験法を確立した。時間的にも空間的にも共に高い分解能を持つin vivo脳機能計測システムを開発した。
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