全前眼部OCT(AS-OCT)で撮像した水晶体の画像から、前嚢、水晶体赤道および後嚢の深さを決定し、これらのパラメータを用いて術後の眼内レンズ(IOL)の埋植位置を予測した。この予測したIOL位置を用いて計算した術後屈折誤差を、Haigis、Hoffer Q、Holladay 1、およびSRK/T式を用いて計算されたものと比較した。その結果、IOL度数の計算において、水晶体情報を用いたIOL位置の予測は、Hoffer QおよびSRK/T式よりも正確であることが分かった。また、前眼部と後眼部を三次元的に画像化することができる波長走査型OCTシステムも開発した。
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