新規な温度応答性高分子である、p(NMANPIproDAP)をPDMS表面に固定化したNMANPIproDAP-PDMSを使い細胞培養評価を行った。その結果、基材を伸展(伸展率:20%)させることで細胞接着性が向上することを確認した。接触角の値は、伸展時の表面濡れ性は伸縮時(伸展前)よりも疎水性であることが示された。伸展における細胞接着性向上は、基材表面の接触角測定の結果と同様な傾向を示した。さらに、伸展状態および非伸展状態の基材において細胞は増殖しコンフルエント状となり、温度を20℃付近に低下させることで、細胞をシート状で剥離することに成功した。
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