患者負担の少ない消化管内検査を目指して、体内を傷つけることなく移動できるカプセルの研究開発を行った。成果は次のとおりである。(1)消化管内移動のメカニズム検証及び解析 (2)カプセル用カメラ選択検討とテスト基板への実装、検証 (3)大腸モデル及び動物の腸管を使った検証。ニーズ調査に基づき、大腸用カプセルボディを制作し、相当する長さで強力化した駆動機構(リニアアクチュエータ)を開発した。従来の10倍の駆動力である2Nを達成した。さらに大腸モデルや動物の腸管を用いて移動が可能であることを実験により検証した。駆動原理は単純であり、より微小なサイズにも適用できる。
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