頭部筋肉の動作を感知し術者の意志を正確・瞬時に反映するデバイス“装着型筋活動センサ”を適用することで携帯型内視鏡手術支援ロボットを完成させた。また、頭部の傾斜を検知する角度センサも組み込むことで、より自由度が増したインターフェースを構築した。こめかみにインターフェースを装着し携帯型内視鏡手術支援ロボットを作動させ、フレキシブル内視鏡の操作を可能とした。ブタを用いた動物実験を行った。ロボットとヒトで腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った。手術時間はロボット:34分30秒、ヒト:24分26秒。ロボット操作時の機器停止などの問題点は指摘されなかった。今後は臨床応用に向けた産学官の連携が必要と思われる。
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