研究課題
MIM製法における構成材料と加工条件の解明として,MIM製法における金属粉末の粒子径,熱処理条件を探索し,通常製法の引っ張り強さとなる構成材料と加工条件を明らかにした.条件を明らかにする引っ張り強さは,板厚1mmにおいて95%とするならば,例えばSUS304なら613 N/mm2,64チタンなら931N/mm2とした.弾性変形構造の基本設計の解明として,基本設計を明らかにするために,把持鉗子の詳細設計を3D-CADで行い,構造解析により把持開閉動作の変形と発生応力の関係を調査した.応力集中部の目安となる安全率は2以上とする.鉗子サイズは直径1mmとした.複数通りの把持開閉構造を立案し,3D-CADで詳細設計,機能目標の開口部0.6mmの開閉の変形における応力解析,応力集中部の形状を修正しながら,形状を決める.作図と解析にはSolidWorkを用いた.解析には前述の試験片実験によるデータを用いた.
2: おおむね順調に進展している
一体構造マイクロ把持鉗子を製作するための金型製作に着手できている.
完成した金型を用いて,一体構造マイクロ把持鉗子を製作し,臨床検証用カテーテル鉗子を構築する.滋賀医大外科の塩見准教授には医療機器としての評価を依頼する.
研究の進行状況に当初予定と異なったため
当初予定の進行状況にするために使用する
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電気評論
巻: vol.99, No.6 ページ: 25-29