研究課題/領域番号 |
26350561
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田代 洋行 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70380384)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | BMI / BCI / 医療評価技術 / 細胞毒性 / 電荷注入能力 / 電気刺激 / 安全性評価 |
研究実績の概要 |
Multielectrode array (MEA) 上に、マウス神経芽細胞腫(N18TG-2)とラットグリオーマ細胞 (C6Bu-1) のハイブリッド細胞であるNG108-15細胞を培養し、自発発火電位の連続記録を行った。5% 二酸化炭素でパージした培地を灌流することにより、6時間の間の発火頻度に統計的有意差がないことが確認できた。電気刺激などの影響による神経活性の変化などを直接的に評価できる系の開発が行えた。 翌年度以降はより長期間の評価が行えるよう、更なる系の改良を行うとともに、通電による神経活性の変化と、電極の電荷注入能力との比較を行い、培養細胞による電気刺激安全性評価法の確立を目指す。
連携研究者:桑原真理子(九州大学大学院医学研究院保健学部門検査技術科学分野)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度の目的であった、MEA上で神経細胞の培養、および、自発発火の長期記録に成功した。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度においては培養系を改良し、より長時間の生理的活性状態の記録を目指す。また、刺激電極の電荷注入能力と細胞の神経活性の変化を比較するとにより、電気刺激の神経細胞への影響を評価する系の開発を行う予定である。
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