研究課題
血液のミクロな特性評価に関する研究 「新しいチップBK8-4-6Dを組み込んだマイクロチャネルアレイフローアナライザーの信頼性に関する検討」を日本ヘモレオロジー学会誌に発表した(Yasu T et al. 2015;14:14-18)。さらに生体により近い微小血管モデルで血液細胞の動きが全血のまま無染色で正確に観察ができるDKAMCM1-60-7-4.5Dを我々は開発し、MCFAN装置に組み込んで、健常者100例と糖尿病患者80例の血液流動性と白血球活性化を評価した。2種類の異なる機序の抗凝固剤(ヘパリン、EDTA)を使用し、その差で白血球活性化を評価する新しい方法を見いだし国内特許を申請し(2015/11/21:特願2015-230307)、国内優先権主張出願明細書(特願2016-221491)を出願し(2016/11)、現在英語論文を投稿中である。歩行困難な心血管疾患例における骨格筋電気刺激治療と血液流動性に与える影響 ベルト電極式骨格筋電気刺激法の有用性と安全性を運動が困難な重症心不全症例20例に対してベルト電極式骨格筋電気刺激(修正ボルグ 7の強度)前と施行中と回復期にスワンガンツカテーテルを用いて血行動態を計測した。17例では肺動脈ならびに肺動脈楔入圧の5mmHg以上の上昇は無く安全に施行できたが、高度心機能低下3例にでは、肺動脈楔入圧の著しい上昇が一過性に出現した。その機序として静脈潅流の増加とそれによるtethering僧帽弁閉鎖不全症の増悪が示唆された。(浅田、安、他 心臓病学会2015年9月 現在英語論文投稿準備中)
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