進行がん患者309名を対象として、リハビリテーション(以下リハビリ)の介入をうけたあとにアウトカムの測定と質的なインタビュー調査を行った。Functional Independence Measure(FIM)が改善したものは57%で、改善に関連する予測因子を検討したところ、緩和ケアチーム介入、CRP、握力、担当療法士の直感、などが同定された。 質的研究では【リハビリを受けてよかったこと】として〔日常動作がスムーズ〕〔定期的な受診〕〔痛みが軽減した〕、【リハビリに期待していること】としては〔ADLやセルフケアの向上〕〔専門家の知識や技術が必要〕が挙げられた。
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