中大脳動脈領域の脳梗塞モデルラットを作成し、骨格筋の中枢神経障害後の経時的形態学的変化と、中枢神経障害後の骨格筋に対する低~中強度の定期的な運動介入効果の影響について比較・検討した。運動機能や神経学的評価において4週後で運動群が非運動群に比べ有意な改善を示した。筋質重量は、両群術後7日まで減少したがその後回復し、運動の有無による筋湿重量に有意な差はみられなかった。また、両群ともに、麻痺側・反対側ともに有意な差はみられなかった。H/E所見では、非運動群の麻痺側3日後と14日横断面積はタイプⅡ繊維が有意に小さく術7日後まで減少し、その後回復を示した。
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