MRIによる水プロトンの温度依存性を利用して関節の温度分布の画像化が動物軟骨において可能となった。しかし、人体では再現が困難であった。そこで温度による音速変化を利用して超音波診断装置で関節内温度を非侵襲的に測定する方法のための基礎データを収集した。筋肉等価寒天ファントムおよび動物モデルでは温度変化測定が可能であった。一般に温熱治療に用いる極超短波温熱治療器は皮膚表面から約2.5cmまでの加温が可能であるが深部を加温することは困難であった。深部関節加温が可能な空胴共振器を応用した温熱治療アプリケータを開発した。
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