研究課題
基盤研究(C)
長期臥床などの不活動状態は骨格筋に痛みを誘発することが報告されている。われわれは実験的にラット両後肢を4週間ギプス固定することで不活動状態を作り出した不活動モデルで皮膚ならびに筋機械痛覚閾値低下を行動学的に確認した。またこの痛覚過敏の発生メカニズムとともにホットパック、トレッドミル走、マッサージの効果について解析した。その結果、神経成長因子(NGF)が筋痛覚過敏に大きく関与することと、ホットパックやマッサージなどの理学療法は筋痛覚過敏をある程度抑制することを明らかにした。
理学療法学