咳嗽時の胸腔内圧の変化,肺・胸郭のコンプライアンスを測定し,標準的な咳嗽モデルを作成することで,呼吸筋力,肺活量という臨床上測定可能なパラメータから容易に咳嗽時の流量波形をシミュレーションすることが可能となった. 妥当性の検討では,7割は良好なシミュレーションが得られたが,約3割は低い値を示した.実測値が低かった対象者は全て咳嗽時の呼気量が肺活量の半分以下であったことから,咳嗽のスキルが低いことが原因と考えられた.これらに関していくつかの関連学会で発表し,座長推薦を受けた.現在投稿に向けて論文執筆中である.
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