研究課題
基盤研究(C)
ヒトの骨の質や強さを力学的に評価する指標として、前腕のCT断面画像から、曲げモーメントに対する皮質骨断面係数や筋肉などを解析し、50歳から82歳までの女性の加齢的推移を調べた。筋肉と皮質骨の断面積比、固有振動数を利用したヤング率相当の骨強度指標も算出し、これらの指標も骨密度と同様に加齢的低下傾向を示すことがわかった。骨に負荷となる筋肉の負荷関係や荷重の評価のために、センサの有効な配置や圧電フィルム自体の曲げ特性を検討し、力測定器として利用できることを確認した。
機械力学・バイオメカニクス