研究課題
基盤研究(C)
本研究では冬道での転倒予防に関わる基礎研究として、ヒトが姿勢を崩すことにつながる足部の滑りの要因を定量的に調べる研究を行った。まず、足部の滑りを模擬的に実現するシステムを製作し、足部に与える加速度と移動距離が正確に呈示できるかを確認した。次に、被験者に対して刺激を呈示し、姿勢を崩しそうになったかどうかを口頭で確認した。その結果、個人差はあるもののヒトが姿勢を崩す際の足部の加速度と移動距離の関係が示唆された。
積雪凍結路面での歩行において姿勢安定性の向上に必要な要因の解明と転倒予防に寄与する歩行補助具の開発