足関節を制御可能な制御型短下肢装具(i-AFO)による歩行支援システムの開発・改良と,臨床評価による検証を行うことを目的に実施した. 研究成果として,(1)新たに開発した計測システムにより歩行データを収集した.(2)得られたデータを用いてi-AFOの最適な足関節制御モデルを構築し,歩行速度に応じて自動的に制御パラメータを調整する方法を考案した.(3)有疾患者による臨床評価により,様々な歩行速度において足関節の自動制御が可能となった.(4)より実用性の高い簡易装具としての足関節サポータを開発し,下肢機能障害者のさらなる歩行支援を推進した.
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