義足の足部は種々の構造ものもが開発されており,様々な特性が謳われているが、これまでは、それぞれがどのような特性を持っているかを評価することが困難であった。国際規格によって、一定の試験方法で義足足部の機械的特性を求めることが可能となった。一方、その評価については、これまで装着試験をして主観的評価を行うことしかできなかったが、近年は様々なデータ計測システムが開発されたことにより、客観的なデータによる比較が可能になった。そこで、呼吸代謝計測や近赤外線分光法などを用いて、使用時の客観的なデータを得ることで、主観評価と比較を行った。その結果、ある程度、主観的評価に対応する結果が得られた。
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