介護および医療分野への心理的、身体的援助目的へのロボット応用が進みつつある。心理的面では介護分野で動物介在活動(Animal Assisted Activity:以下AAA)の代用としてロボット介在活動(Robot Assisted Activity:以下RAA)が行われている。介護老人保健施設でのRAAの効果の報告はあるが、急性期医療現場でのRAAの評価は行われていなかった。高齢入院患者を対象としメンタルコミットロボット「パロ」を用いたRAAを行い、身体的・心理的苦痛や期間についてアンケート形式で調査し検討した。ロボットのイメージが違って感じられていたが、いやし効果はあると思われた。
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