研究課題
基盤研究(C)
本研究は,若年層に広く普及し,かつ身体運動に対する内発的動機づけを高めるツールとして体感型ビデオゲーム(VG)に着目し,抑うつ及び認知機能に対する運動効果の検証と実用性の高い運動プログラムの開発を目的とした。実運動条件(自転車ペダリング運動)とVG条件(ジョギング)ともに,20分間の運動前後で「活気」の上昇,「作業記憶能」の向上が認められた。このことから,VGを利用した20分間の身体運動は,実運動と同様に,気分と認知機能の改善をもたらす可能性が示唆された。
運動生理学、認知神経科学