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2016 年度 実績報告書

観察的動作評価法を用いた短距離走における「見れる化」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26350707
研究機関筑波大学

研究代表者

木越 清信  筑波大学, 体育系, 助教 (20378235)

研究分担者 三田部 勇  筑波大学, 体育系, 准教授 (00709230)
宮崎 明世  筑波大学, 体育系, 准教授 (10517197)
尾縣 貢  筑波大学, 体育系, 教授 (90177121)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード小学生 / 疾走動作 / 見える化 / 膝関節角度 / 腿上げ角度
研究実績の概要

平成28年度の研究計画は,観察的動作評価による動作得点算出用デジタルコンテンツの開発であった.これは,平成27年度までに収集したデータを基に,注目すべき動作について重みづけを行い,それを基に観察的な動作評価の結果を得点に換算して,疾走動作の得点化を目指したものである.そして,これらの評価をipadやスマートフォンなどで使用できるようにすることであった.
そして,本研究の結果および先行研究の結果から,疾走速度に大きな影響を及ぼす動作的要因として,回復脚(地面に接地していない側の脚)の腿上げ角度と膝関節角度に着目し,両者の偏差値を算出した.なお,それぞれの平均値と標準偏差は,136.76±8.7°,60.7±5.5°であった.さらに,腿上げ角度と膝関節角度の実測角度と偏差値との関係を,一次式で直線回帰し,その式を算出した.なお,それぞれの回帰式は以下の通りである.
y=1.1516x+107.49(膝関節角度動作得点)y:得点,x:角度
y=1.8054x+59.52(腿上げ角度動作得点)y:得点,x:角度
これにより,動作得点を偏差値として知ることを可能にした.したがって,この両動作要因の得点の和が100点を超えると,平均的な値と比較して優れた動作であることをフィードバックすることができる.なお,これらのコンテンツをまとめて,タブレット端末用のアプリを開発した.今後,研究代表者が所属するゼミのHPや,講習会などでこのコンテンツに関する上表提供を行い,社会に還元していく.

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公開日: 2018-01-16  

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