平成30年度は、これまでの研究内容のまとめとして、「初心者・初級段階の指導」「中級者段階の指導」「上級段階の指導」の教授プログラムを作成し、DVD付書籍としてまとめることを主な研究内容とした。 基本的な研究手順は前年度と同様であり、1)指導理論・教授プログラムの作成、2)実験授業の実施、3)授業過程の評価、4)指導理論・教授プログラムの修正、5)DVD用映像の作成とした。 研究実績を以下に報告する。 1)初心者、中級者、上級者を対象とした指導理論・教授プログラムを作成し、実験授業を実施した。初級段階においては、スキー停止方法から、減速による回転方法(プルークボーゲン)までの習得過程について検証を行った。中級段階においては、両スキーの形状がV字形と平行形で回転するプルークターン、シュテムターンまでの習得過程、およびストックワークの指導を行った。上級段階においては、平行形で回転するパラレルターン大回り、小回りの習得過程について検証を行った。ストックワークや平行スタンスに発展段階で一部の学習者がつまずきを生じたが、目標とする技術を習得することができた。これまでの作成してきた教授プログラムを概ね確定することができた。 2)DVD作成のための映像として、上記の指導過程をビデオ撮影した。初心者から中級段階、上級段階のビデオ撮影を実施し、DVD映像を作成した。
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