研究課題
本年度は、1)過年度に行ってきた実態調査の結果を精査して、論文化し、英文誌に投稿した。その成果に基づいて、2)スポーツ・ライフ・バランスの支援プログラムを実施した。これらの成果を総括した上で、3)スポーツ・ライフ・バランスの支援マニュアルを作成に着手した。1)の論文化については、大学生アスリートを対象としたメンタリングに関するデータをJournal of Physical Education Researchにおいて公表した。さらに、アスリートの恋愛に関するデータを論文化し、英文誌に投稿している(平成28年度末の時点では、採択に至っていない)。2)のスポーツ・ライフ・バランスの支援プログラムとして、キャリアに関する基礎知識を学んだ上で、自己分析を行い、その後、就労に関する最新のトピック(女性活躍推進やハラスメントなど)、ワークライフバランス、結婚や恋愛、アスリートのキャリアトランジションやメンタリングを考えるワークなどで構成されるプログラムを実施した。対象者は、これらの内容について、ペアワークやグループワークと言ったアクティブラーニングを通して学んでいる。プログラムは、平成28年度末に終了した直後であり、欠損値のなかった30名を対象として予備的な分析を行っている段階である。これらの成果を踏まえて、3)スポーツ・ライフ・バランスの支援マニュアルを作成に着手している。現在は、研究成果に基づいた資料案を作成しつつ、その資料案について現場のコーチやアスリートから意見を聴取している段階である。この資料については、完成後に、所属先のホームページ(法政心理ネット→http://www.hosei-shinri.jp/psychology/)にアップロードする予定である。
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保健の科学
巻: 59 ページ: 印刷中
行動療法研究
巻: 43 ページ: 61-69
Journal of Physical Education Research
巻: 3(4) ページ: 12-24
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アダプテッド・スポーツ科学
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巻: 10 ページ: 115-126
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