テーピングでの足関節・足部固定は裸足と比べると、垂直跳びの離地直前の単位時間あたりの力を低下させ、跳躍高も減少させた(Koyama et al.,2014)。またシューズの着用の有無が歩行の圧力中心の軌跡に影響することも明らかとなった(小山と小島. 2015)。足関節の強固な固定は足関節の底屈筋力のみならず、足指筋力も低下させ(Yamauchi and Koyama. 2015)、これらの結果を踏まえると、傷害予防のための足部装具による足関節および足部固定は、その制限の程度によっては、固定された関節周りの筋群の力発揮を低下させ、それはパフォーマンスの低下につながることが示唆された。
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