本研究では,水泳のインターバルトレーニングにおけるアクティブレストという休息状態に着目し,パッシブレストと比較して,そのトレーニング負荷がどのように異なるのかを検討することで,トレーニングの目的に応じたインターバル泳に関する実践的な示唆を与えることを目的とした.被験者は日頃から非常によくトレーニングを行なっている大学競泳選手を対象とし,主運動を100%VO2maxで60秒,休息を30秒のアクティブレストとパッシブレストという組み合わせによって,実験を実施した.その結果,アクティブレストはパッシブレストと比較して休息時間中の再酸素化が制限されていることが示唆された.
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