本研究は,体力向上実践推進モデル地域における総合型クラブでの子どものレジスタンストレーニングプログラムの実施のQOLへの影響について検討することを目的とした.本研究では,2015年11月から2016年2月までの間, 宮崎県K市の地域スポーツクラブの61名の子どもと保護者を対象者とした.QOL測定のPedsQLコアスケールは,身体,感情,社会,学校に関した23項目である. 調査は介入前後に子どもと保護者に対して実施した.介入後に子どもの身体的サマリー得点と総合得点の平均値が有意に増加した.しかしながら,介入後の保護者側の身体的サマリー得点と総合得点の平均値は有意に減少した.
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