(1) アスリートの睡眠の現状と、アスリートの睡眠の質に関連する事柄を明らかにすることを目的に、819名の日本人トップアスリートを対象に質問紙調査を行った。その結果、5項目が睡眠の質と関係していることが明らかとなった。(2)高地・低酸素環境での睡眠の簡易な評価法を検討する目的で、低酸素環境下での終夜睡眠脳波、アクチグラフ記録、シートセンサーでの体動・呼吸記録、末梢の血流変化からの睡眠時無呼吸・睡眠段階評価を同時に行った。睡眠/覚醒の評価はアクチグラフ、シートセンサーのほうが終夜睡眠脳波の測定値に近かった。(3)高照度光照射、ラメルテオン服用、睡眠スケジュール調整を行う時差調整の効果を確認した。
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