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2014 年度 実施状況報告書

長寿県沖縄の復活に向けての基礎研究―高齢者の身体活動状況,生活習慣,健康状態―

研究課題

研究課題/領域番号 26350840
研究機関名桜大学

研究代表者

東恩納 玲代  名桜大学, 健康科学部, 講師 (60710225)

研究分担者 吉武 裕  鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (00136334)
高瀬 幸一  名桜大学, 健康科学部, 教授 (60258564)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード高齢者 / 沖縄県 / 身体活動 / 長寿 / 健康の保持・増進
研究実績の概要

沖縄県の平均寿命は急激に後退した。沖縄県の平均寿命の後退には働き盛りの成人の影響が大きく、高齢者においては未だ長寿である。沖縄県の平均寿命の後退の理由としては、近年の食生活の欧米化や身体活動不足が考えられている。これまで沖縄県の長寿について検討され、その理由として食生活や身体活動(運動)が挙げられているが、食生活に比べて身体活動(運動)に関しての詳細な検討はなされていない。そこで本研究では、沖縄県に在住する高齢者の身体活動を詳細に調査するとともに、食習慣を含む生活習慣、健康状態との関連性を検討し、沖縄県の高齢者の長寿にどの程度身体活動が寄与しているかを明らかにする手がかりを得ることを目的とした。本研究の結果は、健康の保持・増進や長寿のための基礎資料を得ることができるとともに、沖縄県の平均寿命の後退に大きく影響を与えている成人男性を対象とし、身体活動を用いた健康の保持・増進のための対策にも応用できると考えられる。
初年度は調査用紙を作成した。作成にあたっては、実施前に調査対象者と同年齢層8名に対してプレテストを実施した後に修正・加筆を行った。また、身体活動を評価するために加速度計のみでの測定を計画していたが、高齢者を対象とした身体活動量評価の質問紙、Physical ACtivity Scale for the Elderly (PASE)を追加した。PASEの日本語版は妥当性も検証されており、国際比較も可能である。初年度は測定準備が遅く、実際に測定を行えなかったため、次年度に対象者を増やして対応する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

9月までに調査用紙を完成させ、10月に40名、3月に50名の高齢者を対象として調査および測定を行う予定であったが、調査用紙が完成したのが遅く、調査および測定を行えなかったためである。

今後の研究の推進方策

沖縄の気候を考えて3月と10月に調査および測定を行う予定である。初年度行えなかった分も合わせて対象者を予定より増やして行う。また、シンポジウムや学会等に積極的に参加し、調査用紙を随時検討する。

次年度使用額が生じた理由

プリンタやインク、返却用封筒等、なるべく安価で購入できるようにしたための端数である。

次年度使用額の使用計画

次年度の測定時研究補助やデータ解析研究補助の人件費として使用する予定である。

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公開日: 2016-05-27  

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