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2014 年度 実施状況報告書

「歩きたくなるまちづくり」がソーシャルキャピタルに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 26350854
研究機関大阪産業大学

研究代表者

佐藤 真治  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (60529973)

研究分担者 荒尾 孝  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00409707)
田中 史朗  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (50128740)
田城 孝雄  放送大学, 教養学部, 教授 (60207024)
都竹 茂樹  熊本大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70467869)
大槻 伸吾  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90247875)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードソーシャルキャピタル / 身体活動 / 地域 / 健康施策
研究実績の概要

【具体的内容】ソーシャルキャピタル(地域における信頼・規範・人のつながり)が個人の身体活動を促進することは良く知られている。一方、身体活動増進の介入がソーシャルキャピタルに与える影響については報告が少ない。また、地域における身体活動増進の手法として、「まちづくり」という視点が注目されている。特に、「わかっていても、歩かない人」には、社会環境の整備に加えて、社会支援の実施(人のつながりの支援)が有効であると考えられている。以上から、本研究では、歩くことによって他者との間に新しい関係性が生まれる「歩きたくなるまちづくり」を提案し、その推進が人のつながりを開放的にし、ソーシャルキャピタルを高めるかどうかを検証する。【実績】対象地区は、兵庫県豊岡市とした。同市では、既に2012年7月に基礎的調査として、アンケートにて個人のソーシャルキャピタル指数、個人の人のつながり、身体活動量を測定した。2014年度は「歩きたくなるまちづくり」の一環として以下のことを実施した。①庁内に「歩いて暮らすまちづくり」審議会を設置し、研究代表者が審議会会長として選出された、②定期的にウォーキング教室の開催した(14回)、③ウォーキング教室参加者の中や自治体広報を通じてウォーキングリーダーを募り、養成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画によると、2014年度の目標は、フィールドを設定し、具体的な介入をおこなうことであった。予定していた手順のうち、①庁内に審議会を設置、②ウォーキング教室の開催、③ウォーキングリーダーの養成を実行できた。

今後の研究の推進方策

2015年度は効果検証のためのアンケートを実施する。今回の結果を2012年に実施したアンケートと比較して、身体活動量、人のネットワーク、ソーシャルキャピタル指数の推移を検証する。また、ネットワーク理論を用いて、身体活動増進の取り組みが地域の絆づくりへ波及するメカニズムを可視化する。

次年度使用額が生じた理由

年度末に予定していたフィールド訪問に関して、旅費が先方負担になったので。

次年度使用額の使用計画

今年度、研究代表者のフィールド訪問の旅費として使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 総合型地域スポーツクラブにおける維持期心疾患患者を対象にした運動療法プログラム導入の成果2015

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治、奥津匡暁、正見こずえ、田頭悟志、後藤里香、黒瀬聖司、大槻伸吾、田中史朗、高田彰、牧田茂、田城孝雄
    • 雑誌名

      心臓リハビリテーション

      巻: 20 ページ: 247-252

    • 査読あり
  • [学会発表] CEPA JapanとEIM2014

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治、田中喜代次、木村穣
    • 学会等名
      日本体力医学会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2014-09-19 – 2014-09-21
    • 招待講演

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公開日: 2016-05-27  

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