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2016 年度 実績報告書

「歩きたくなるまちづくり」がソーシャルキャピタルに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 26350854
研究機関大阪産業大学

研究代表者

佐藤 真治  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (60529973)

研究分担者 荒尾 孝  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00409707)
田中 史朗  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (50128740) [辞退]
田城 孝雄  放送大学, 教養学部, 教授 (60207024)
都竹 茂樹  熊本大学, 政策創造研究教育センター, 教授 (70467869)
大槻 伸吾  大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90247875)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード身体活動量 / 健康施策 / ソーシャルキャピタル
研究実績の概要

【背景と目的】兵庫県豊岡市は、2012年「歩いて暮らすまちづくり」条例を制定し、「歩きたくなるまちづくり」を目指した地域介入を開始した。最終年度の本年は、本条例の推進が3年間で身体活動量やソーシャルキャピタル(地域への信頼、人のつながり)を高めたかどうかを検証した。【方法】兵庫県豊岡市内4モデル地区在住の20歳以上の成人男女を対象に、条例開始時(2012年6月)と1年後(2013年7月)、3年後(2015年7月)にアンケートを実施した。アンケート回収率は、開始時が23.6%(1030/4365部)、1年後が47.9%(479/1000部)、3年後が39.4%(389/988部)であった。3年後のアンケートで回答のあった389名を対象とした。対象地区には、2012年5月から2015年7月までの3年間、条例に基いた介入がおこなわれた。身体活動量の測定には、The General Practice Physical Activity Questionnaire (GPPAQ) を日本語訳したものを用い、Physical Activity Index (PAI)を求めた。ソーシャルキャピタルの測定には、内閣府のソーシャルキャピタル調査用紙を用いた。【結果】「歩いて暮らすまちづくり」条例に伴う身体活動増進の介入を3年間実施した結果、①身体活動量は、1年目に増加したが、3年目には低下傾向を認めた。②ソーシャルキャピタルは、地域への信頼が3年目に高まった。【結論】歩いて暮らすまちづくり」条例策定に伴う身体活動増進の地域介入は、短期的には住民の身体活動量を高めることに貢献し、長期的には地域への信頼を高めた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 身体活動増進に向けた地域介入がソーシャルキャピタルに及ぼす影響の地域差2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治、都竹茂樹、正見こずえ、大槻伸吾、田城孝雄、牧田茂、田中史朗、荒尾孝
    • 雑誌名

      健康支援

      巻: 18 ページ: 17-21

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 維持期と地域のリハビリテーション2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治
    • 雑誌名

      日本慢性看護学誌

      巻: 10 ページ: 25-26

  • [雑誌論文] ICT活用による運動療法―人と人をつないで歩く人を増やす2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治
    • 雑誌名

      月刊糖尿病

      巻: 1月号 ページ: 67-74

  • [雑誌論文] レジスタンストレーニングの実際と注意点2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治、都竹茂樹
    • 雑誌名

      循環器ナーシング

      巻: 3月号 ページ: 48-55

  • [学会発表] 運動療法の普及を目指す日米の今、そしてこれから―Exercise Is Medicineを中心に2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治
    • 学会等名
      日本臨床運動療法学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2016-09-03 – 2016-09-04
    • 招待講演
  • [学会発表] 「歩いて暮らすまちづくり」条例が住民の身体活動量とソーシャルキャピタルに及ぼす影響2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤真治、都竹茂樹
    • 学会等名
      日本心臓リハビリテーション学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2016-07-16 – 2016-07-17
  • [学会発表] 身体活動量増進を目指した地域介入と人のつながりの変化2016

    • 著者名/発表者名
      嶋田愛、佐藤真治、大槻伸吾
    • 学会等名
      日本運動疫学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2016-06-18 – 2016-06-19
  • [学会発表] Effects of the High Intensity Interval Training on Myocardial Mitochondria Function in Patients with Type 2 Diabetes2016

    • 著者名/発表者名
      Shinji Sato, Takao Kato, Mayumi Kubota, Shingo Otsuki, Shiro Tanaka, Shigeru Makita , Ryuji Nohara
    • 学会等名
      ACSM's 64th Annual Meeting
    • 発表場所
      ボストン、米国
    • 年月日
      2016-05-30 – 2016-06-03
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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