健康食品に対するイメージ、知識・認識について、一般消費者と医療従事者間には差がみられた。薬剤師は、健康食品は医薬品とは異なるとの認識をしていた。管理栄養士は手軽に摂取できる半面、作用について不安を感じていた。助産師は、一般消費者と知識・認識が同程度であり摂取に対する抵抗は少なかった。医療従事者間の違いは、養成課程における教育内容の違いに起因すると考えられた。本調査結果は以下である。 ①国は国民に対して健康食品の定義・表示・情報をわかりやすく示す。②医療専門職は国等が発信する情報を得て統一見解を持つ。③医療専門職養成機関は健康食品に関する教育内容に共通性を持たせ、情報リテラシー教育の充実化を図る。
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