本研究では外来通院中の2型糖尿病患者を乳酸菌シロタ株を含有する飲料(ヤクルト400LT1本/日)の投与を行う群と非投与群とに無作為化割り付けを行い、その投与前後で血液および腸内細菌叢の変化、TNF-αおよびIL-6といった炎症性サイトカインに対する効果を検討し、腸内細菌叢のバランスの改善が2型糖尿病の病態の改善につながるかどうかを検討するものである。 本年度は昨年から引きつ続き対象患者の登録を行った。 目標登録数である70名の患者登録が実施できた。さらに4ヶ月間の試験期間を終了した患者が40名であり、血液中のIL-6、TNF-αの測定や腸内細菌の解析、さらに便の腸内細菌叢の解析も順次行っているところである。 来年度には試験が終了し、すべてのサンプルの解析が終了する予定でる。結果をまとめて学会発表および、論文作成を行いたい。
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