25週齢の雄C57BL/6Jマウスを高脂肪食で8週間飼育し、その後運動なしのコントロール群、低頻度運動群、高頻度運動群に分類し、小動物用トレッドミルで5度傾斜、速度10 m/sで30分間の運動を8週間行わせた。骨格筋を採取し、DNA microarrayを行い、遺伝子の発現を比較検討した。 高頻度運動群では体重が少なく、IPGTTの軽度改善が見られ、遺伝子ではTrgv2 Iglv1 など免疫に関わる遺伝子の高発現が著明で、Arrdc3 Them5などのenergy consumptionにかかわる遺伝子は発現が低下していた。メタボでは慢性炎症に対し運動が抑制的に働いているものと考察した。
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