幼児(4-6歳)の生活環境因子と唾液コルチゾール濃度の概日リズムの有無との関連性を解明することを目的とした。自立起床でない幼児には概日リズムはなく、概日リズムのある幼児より健康状態は良くないことが示唆された。兄姉がいる、家庭での外遊び、スポーツの習い事の因子は、活動量を高くしたが、概日リズムの有無には関連しなかった。概日リズムのある幼児の食事内容は、ない幼児より、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸の摂取量は高い傾向がみられ、果実類、し好飲料類の摂取量は有意に低く、藻類、魚介類の摂取量は高い傾向がみられた。
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