研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、子ども虐待予防をめざした教育・医療・保健・福祉との連携協働支援システムモデルを提案することである。被虐待児や子ども虐待/DVの加害リスクのある高校生の実態把握と、高校生を対象にしたセクシュアリティ教育の評価を行った。子どもの自尊感情、知識の獲得、他者理解、有能感(自分はできるという自信)が向上する傾向が示された。一方で、‘家庭でありのままの自分を出せない子ども’は、教育後‘自己批判’が増すことが明らかとなり、集団教育の限界が明らかとなった。大阪府内の2つのモデル地区で各分野の支援者が、どのようなリソースを持ち寄れるのかを検討する「チーム学校」つくりを開始した。
母性看護学