A県内の認可保育所の管理者を対象として、アンケート調査を行った。その結果、アドレナリン自己注射薬(以下、エピペン)持参児を受け入れたくないとの回答が約2割あった。また、アナフィラキシーショック時の認識・判断・対応に関して、知識や自信のなさが明らかとなった。 A県内の認可保育所の職員(園長・副園長・保育士・栄養士・看護職等)計30名に面接調査を行った。保育職員は、アナフィラキシーショック発現に対する心理的負担が大きいこと、さらに保育所内の危機管理体制の整備が不十分であることが明らかとなった。また、保育所に勤務する看護職は、緊急時の対応を担っている負担感や不安があることが明らかとなった。
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