研究課題/領域番号 |
26350938
|
研究機関 | 十文字学園女子大学 |
研究代表者 |
平田 智久 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 名誉教授 (30238365)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 描画発達 / 描画特徴 / 発達の推移 / 男女差 |
研究実績の概要 |
「乳幼児の描画発達に関する横断的縦断的研究」のために“J-Imager”というシステムを構築し、そのデータを関係した研究者などにweb公開することによってさまざまな視座からの乳幼児の発達研究や描画活動という視座からの保育アプローチを試みることを目的としている。 本年はweb公開に先立ち資料提供園(幼稚園3園、保育園4園)に“J-Imager”のweb公開にあたり個人・園情報が適正に保持されているかという確認と承認を得るとともに利用に際し必要、あるいは望ましい機能などについて意見具申を行っている。さらに公開するデータの正確性をより高めるために、欠損データの修復にも着手している。その欠損データは、研究し始めた平成10年に遡り多く存在していることが分かった。その内容は画像(描画作品)データ約66,000点中5,000点に不具合があった。画像IDや描画のデータがないものが約500点あり、描画した子どもの氏名を特定するための氏名だけの画像が多く存在していたことも明らかになり修復可能と判明し修復を進めている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
欠損データの修復方法の方策を検討することに多くの時間が予想を超えて費やしてしまったことによる。
|
今後の研究の推進方策 |
より正確なデータにするための欠損データの修復方法が見いだせた。迅速に作業を進め資料提供園の承認を得てweb公開したいと計画している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
本研究の要は現代の乳幼児の描画を収集しデータ化していることである。そのデータに欠損データが混在していることが明らかになったためである。 本研究の目的であるweb公開に先立ちその欠損データの修復方法が見出すことができたので、研究期間の延長しその作業を完了させweb公開を達成するためである
|
次年度使用額の使用計画 |
欠損データの修復する。資料提供園の承諾承認を得た後、再度本システムへのアクセスへのセキュリティを考慮した上でweb公開する予定である。
|