【背景】高い心拍数のためにQT終末点の判読が困難なために、幼少児の再分極時間変動性に関する研究は少ない。【目的】計測が可能なJ点からT波頂点までのJTpを計測し、臨床応用されているQT variability index (QTVI)とJTp variability index (JTpVI)の相関性を評価する。【対象と方法】0~7歳の健常幼少児623名と比較に健常大学生57名を用い、年齢から3群に分類し検討した。【結果】JTpVIは乳児期に減少し、就学期には成人と同等の値となった。JTpVIとQTVIに高い相関性が存在した。【結語】再分極変動性の評価に早期再分極時間を用いることが可能である。
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