研究課題
基盤研究(C)
本研究は、乳児の入眠時におけるぐずりに着目し、養育者が子どもに対して行う一定のテンポで揺らしや振動が、子どもの睡眠を誘発する上で重要な機能をもっていることを明らかにした。養育者が、子どもの呼吸速度や心拍数に合わせて子どもの体に揺らしや振動を与えたり、短い息から長い息にかえたり、速度をコントロールすると、引き込み現象が生じ、入眠にいたりやすいことが明らかになった。養育者が行う揺らしと子どもの呼吸速度や心拍数を連動させることが、子どもの感情制御へつながることが示唆されたと言える。
発達心理学