脳機能を理解するためには、ダイナミックな特性を得る必要があり、神経電流、シナプスなどの神経活動に伴う速い信号の計測が可能な超高速MRI測定方法の開発が求められていた。本研究では、サブミリ秒(0.8ミリ秒)のデータサンプリングが可能な超高速MRI測定法を実現した。また、この測定法を改良し、通常のEEGで見られる脳活動信号の計測を試みた。そのために、サンプリング周期を伸ばす変わりに測定感度を向上した測定方法を開発した。この測定方法を用いて、EEGで見るような速い脳活動信号をMRIで検出することに成功した。
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